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「 結城紬 」

茨城 結城

    日本地図・結城

茨城の西、鬼怒川の清流をたたえ蚕が食べる桑の栽培に適していた結城の町は、古代より養蚕が盛んな地でした。奈良時代にこの地で織られ、朝廷に上納された絹粗布「あしぎぬ」が正倉院に保存されており、結城紬の原形ともいわれています。
結城紬の経糸と緯糸には、蚕がつくりだしたまゆを引きのばしてできる真綿からつむがれた糸が使われています。糸はよりをかけることなくつむがれ、細い糸を叩きながら織っていくことで、じょうぶでありながらやわらかな絹織物を生みだします。一本一本の糸を手でつむぎ、機を織る、1500年変わることなく受け継がれた技法により、世界でも類を見ない貴重な布が織られ続けています。
JOURNAL /「布をめぐる」にて、「結城紬」をご紹介しています。JOURNALリンク
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